G軍曹の書斎

小説です。

プロローグ

200年にも渡る戦争が終わり、20年前の1月1日、全世界155カ国を対象とした「155カ国平和維持同盟」が結成された。
文字通り、平和維持を目的とした同盟である。
この同盟が成立するにあたり「司法」「治安維持(行政)」「立法」の3つの部門からなる国際組織「国際平和維持連合(IPK)」が発足した。
(司法・・・法で裁く 行政・・・法のもとでいろいろやる  立法・・・法をつくる
 噛み砕いて言えば、国同士のイザコザとかを155カ国の代表者によって決められた法をもとに解決した   り、その法を決めたり、各国の治安維持をします。 主に治安維持。)

これで永遠の平和が訪れる...そう誰もが思っていた。
しかし、現実は甘くない。
平和を乱すのは国同士の争いだけではないのだ。

8年前の9月、この組織の本部がある「ノースアイランド」で大規模な爆発テロがあった。
魔力を使った水素爆発で、本部ビルは空へと吹き飛ばされ、瓦礫の雨が町に降り注いだ。
この事態を重く見たIPKは急遽各国代表を集め、緊急会議を開いた。
その時の会議で組織されたのが、「国際平和維持連合軍」である。
そして、IPKの治安維持部門の国際警察は秘密裏に裏の暗殺部隊「Remove」を組織したのだった。

そして現在、以前に比べテロの頻度が年々増えており、国家間での不安が高まっている。つい先日も某国のテロに対して平和維持軍が介入したばかりだ。

世界には今、再び火薬の匂いが漂い始めている。





*この物語はそめちめ(@sometime1209)と同じ世界のお話です。

次回から本編が始まるよ!(多分)